月や星の動きに影響を受けやすいと感じている方へのアドバイス(2024/2/24大幅加筆修正)

 

【2024/2/24大幅加筆修正】

この記事では、
月や星(天体)の動きに
ネガティブな影響を受けやすいと感じている方へ、
その反応を
少しでもポジティブな方へと
切り替えていくためのヒントをお届けします。

 

たとえば、
満月の日になると
・感情的になってイライラしやすい
・心が不安定になってネガティブになる
・誰かとケンカをすることが多い
・身体がだるくなる
・体調を崩す とか、

水星逆行のときには、
・必ず眠くなる
・ぼんやりして思考力が落ちる
・絶対に何かミスをする とか。

 

上記のような反応が
「あるある!!!!」と思われた方は、
よかったら、本記事をご参考ください。

 

元々は8年前(…!)に書いた記事なのですが、
現在2024年の私の視点で大幅に加筆修正しました。

今までnoteの有料記事や
講座内でしかお話ししてこなかった内容で
私が星読みをする上での
「哲学」ともいえる
とても大切にしていることをお話ししています。

 

かつての記事の内容は
ほぼ残っていないので(笑)
「以前読んだことがあるかも」という方も
改めて、お読みいただけるとうれしいです!

 

 

1.月や星の動きのせいで、ネガティブなことが起こるわけじゃない。

 

はじめに
一つ、言わせてください。

 

決して
「月や星の動きのせい(影響)」で
ネガティブなことが起こるワケではありません。

 

星読みに慣れ親しんでいると
「満月だから~になった」
「水星逆行だから~が起こった」等、
どこか
「満月のせいで」とか、
「水星逆行の影響で」というような文脈で
話をしてしまいがちなんですよね。

実際、
私自身も
星読みを学び始めてから
つい数年前までは
このような文脈で話をしていましたし、
それが「当たり前」だと思っていました。

 

でも、
占星術の根本原理である
【万物照応の法則】に照らし合わせて考えると、
星と私たち人間は、
「共振共鳴し合う」関係性なんです。

 

あ、
ここで
「万物照応の法則って何?」と思われた方に
簡単に解説をしておくと、、、

 

「星と人間は、
“大宇宙”と“小宇宙”という形で呼応していて、
互いに共振共鳴し合っている。
だから、星(大宇宙)を見れば、人間を知ることができるよ」

という仕組み(法則)です。

 

だから、
占星術では、
生まれた瞬間の星の配置を見て、
その人のことを占うし、
未来の星の配置を見て、未来の流れを予測します。

 

そして、
この占星術の原理に則るなら、
決して
「大宇宙は、
一方的に人間に影響を与える存在ではない」のです。

 

なので、
「満月のせいで」とか、
「水星逆行のせいで」というように
まるで
月や星たちが
一方的に
人間に影響を与えているかのような
文脈で話をしてしまうことは、
占星術的な
本来の星と人間の関係性からズレている、
と言えるのではないかと私は思っています。

 

また、
「満月のせいで
こんなネガティブなことが起こった」とか、
「水星逆行のせいで
こんなネガティブな状況になった」という
捉え方をしてしまうと、
自分の人生が
星の動きに支配されてしまいかねません。

(実際は、星は
私たちの人生を支配なんてしていないのに…!
自分で支配されるポジションに入ってしまうのです)

 

きっと
星の情報を参考にされている方は、
今よりも幸せになりたい等の
前向きな希望をお持ちな方が多いと思うのですが、
逆に
星の動きに支配されて、
窮屈になってしまうなんて…本末転倒ですよね。

 

自分の世界の主人公は、
他の誰でもない、自分自身です。

いくら
「宇宙」が
私たちよりも
大きな存在であるだったとしても、
私たち一人ひとりの世界においては、
主人公でもなければ、支配者でもありません。

 

だから、
もしあなたが
月や星の動きに
振り回されているような気がしたり、
月は星の動きのせいで
ネガティブな事象が起こっている、と思って
うつうつとした気持ちになっているのなら、

「実は、
月や星の動きのせいで
そういうことが起こっているわけじゃない」
という視点を取り入れてみてください。

 

そして、
星と私たちの関係性は、
フラットであり、
星にどう共鳴し、
どう反応するかは、
自分次第でどうにでもなるんだ、
と思ってみてくださいね。

 

 

2.なぜ月や星の動きに合わせてネガティブな反応が出るの?

 

月は星の動きのせいで
ネガティブなことが起こっているわけではない。

それはわかった。

 

じゃあ、
なぜ月や星の動きに合わせて
ネガティブな反応が出るの?

 

そう思われた方も
いらっしゃるでしょうか。

 

その答えは、
「月や星の動きに共鳴した結果、
私たちの中にある
ネガティブな思い込みや信念が
具現化されるため」です。

 

私たちの中には、
たくさんの思い込みや信念があります。

それらは、
自分にとって
ポジティブな形で機能するものもあれば、
ネガティブな形で機能するものもあります。

そのうち
ネガティブな形で機能する
思い込みや信念を通して
月や星の動きに共鳴すると、
「ネガティブな反応」
「ネガティブな事象」として表れるのです。

 

ただし!

ここで
「私がネガティブな思い込みや信念を
持っているから悪いんだ」と
自分を責めたりしないでくださいね!

また、
「ネガティブな反応が出ないように、
私の中から
ネガティブな思い込みや信念を消そう!」
と思わなくても大丈夫です。

 

ネガティブな反応が出きたら、
「あー、ネガティブな反応が出てるわー」でOK。

ネガティブな事象が起こったときも同じです。

 

月や星の動きに共鳴して、
ネガティブな反応が出ることは、
決して間違いでもなければ、
失敗でもありません。

自分が未熟で
欠点だらけだから、でもありません。

 

いつも
お伝えしているように、
人知を超えたレベルでは
すべてはうまくいっているし、
必要なことは、
必要なタイミングで起こって、
すべてはより良くなるために起こっています。

 

つまり、
ネガティブな反応が出たり、
ネガティブな事象が起こることも、
すべてより良くなるため。

もっと言えば、
あなたにとって
「より幸せな状態」
「より自由な状態」
「より心満たされる状態」になるための
【一つのプロセス】なのです。

 

だから、
月や星の動きに共鳴して、
ネガティブな反応が出たり、
ネガティブな事象が起こったときには、
(心の波が落ち着いたあとに)

・よくわからないけど、
ここからまたより良くなっていくんだな
・より幸せになっていくんだな
・より自由になれるんだな
・より心が満たされた状態になれるんだな
と思ってみてください。

 

そうすると
自分自身の反応や
自分が体験した出来事を
前向きな視点で捉えられるようになり、
さらに
その視点を後押ししてくれるような
ポジティブな展開がやってきます。

 

また、
より良くなるために
役に立つアイデアや行動も
必然のタイミングで
ひらめきとしてやってくるはずです。

(ときに誰かからの助言や本、SNSなど
外部からの情報を通してやってくることもあります)

 

 

3.月や星に対してネガティブな反応をしたくない!

 

とはいえ、
できるだけ
月や星に対して
ネガティブな反応をしたくない。
ポジティブな反応をしていきたい。

そう思うのが
人情だと思います。

 

以下、
加筆修正前の本記事でお伝えしていた
「月や星の動きに対して
ネガティブな反応パターンを持っているときの対処法」
をお届けします。

 

—–ココカラ—–

 

ここでひとつ
大切なことをお伝えします。

天体の動きに反応して
(往々にして望ましくない)出来事が起こったり、
私たちの心が揺れ動くのは、
私たちの中に
その出来事を引き起こす“元”があるから、です。

 

たとえば
「満月の日には、
いつも感情的になってしまい、
必ず彼とケンカをしてしまう」
というパターンを持っていたとします。

(実際に読者さんが
コメントくださった例を使用させていただています)

 

そうなると
「満月になったら、またケンカするかも…」と
毎月、満月がやってくることが恐怖になるでしょうし、
目には見えない何かに
振り回されているような気がして、
イヤな気分にもなるでしょう。

そのお気持ち、お察しいたします。

 

でも、
ここで
上でお伝えした
「万物照応の法則」を思い出してください。

 

満月の日に
「彼とケンカする」という出来事は、
自分自身が満月に共鳴・反応した結果、起こった出来事、です。

決して
満月が
アヤシイ波動(笑)を送って、
「彼とケンカ」するように仕向けたわけではありません。

 

厳しい言い方に
思われるかもしれませんが、
その出来事を引き起こした“元”は、
自分の中にあります。

(でも、
くれぐれもご自身を責めないでくださいね!
あなたが“悪い”と言いたいわけではありません)

 

ケンカをするということは、
日頃、彼に対して
言いたくても言えなかったことや
我慢していたこと、
気に入らないこと等があったはずです。

そして、
そうやって
我慢して我慢して、
心の中に溜め込んでいた思いが
満月に共鳴した結果、
ドカーンと噴出して、
お互いにぶつかり合ってしまった。

 

つまり、
満月は、
一つのきっかけでしかないのです。

(「満月になるとケンカをしてしまう」
という”条件付け”ができてしまって、
そのパターンが繰り返されている可能性もあります)

 

では、
「満月のときに必ず彼とケンカをしてしまう」
という悩みを解決したいとき、どうすればいいのか。

 

それは、
「どうして彼氏とケンカをしてしまうのだろうか?」
「どうすれば彼氏をより良い関係を築けるのだろうか?」
という根本的なところを見つめてみること、です。

 

星読みであれば、
ご自身や彼の出生図を見たり、
お二人の相性読みをして、
すれ違うポイントを確認することで
解決の糸口を見い出すことができます。

この他、
子どもの頃からの
愛情にまつわるテーマや
ご自身の心の奥底にある思いなどを見つめることが
役に立つこともあるでしょう。

 

また、
満月の日に
いつも機嫌が悪くなるのであれば、
それは
「満月のせい」ではなく、
一見、自分の内側に
原因が何もないように思えても、
心の深いところを丁寧に見つめていけば、
機嫌が悪くなる“元”があるはずです。

 

月の動きや
水星逆行に反応して、
体調が悪くなる場合も然り。

日々の生活が忙しすぎて、
自分の身体を労わることができず、
充分な休みが取れていないのかもしれません。

その結果、
月の動きや
逆行している水星に共鳴して
疲労が出てくるのでしょう。

 

ということで、
天体の動きに反応して起こる出来事は、
「自分の内側にあったものが出てきた結果だ」
ということを
心に留めておいていただければな、と思います。

 

—–ココマデ—–

 

…と
以前の記事でも
前項でお伝えした
「月や星の動きに共鳴した結果、
私たちの中にある
ネガティブな思い込みや信念が具現化される」
という角度でお話をしていました。

(たぶん、
彼氏とケンカをする背景には、
「私は愛されない」とか、
「私は理解されない」とか、
「私は大切にしてもらえない」という
ネガティブな信念があって、
ケンカをすることで
「やっぱり愛されていない!」という事象を体験している、
と推測することができます)

 

が、
この記事を書いた8年前の私に、
今の私から一つ、
アドバイスしたいことがあります。笑

 

それは
「必ずしも
ネガティブな反応パターンを
引き起こしている“元”を見つけて、
解消しなくてもいいよ」ということです。

 

もちろん、
“元”を見つけられるなら、
見つけて、
現実的に対処・対応をされるといいと思います。

 

でも、
ときに
“元”を探求しても、
「さっぱりわからない」ということもあるんですよね。

 

そういうときは、
もう“元”を探求しなくていいです。

 

「反応パターンを変えるときは、
“元”を探求して、
変えたり、手放したり、
癒したり、解放する等、
何かしらの対処・対応をしなければいけない」

もしあなたが
そう思われているとしたら、
これもまた
一つの思い込みであり信念です。
(8年前の私はそう思っていました)

 

でも、実は、
“元”を探さずとも
ネガティブな反応パターンから
卒業することは可能です。

 

たとえば、
「このネガティブな
反応パターンの”元”が
私の中にあったのかもしれないけど、
そんなの知らないし、
もう今の私には関係ないわ」で
さらりと軽やかに終わらせる。

 

「本当にこれだけでいいの!?」
と思われるかもしれませんが、
本当にこれだけで充分なんです。

 

もし
「そのやり方、すごくいい!」
「それ、やってみたい!」と思ってくださった方は、
ご自身のパターンを脱する方法として
ぜひ試してみてくださいね。

 

 

4.月や星の動きに右往左往するよりも。

 

なぜ私が
当星読みブログで
「心軽やかに」と言い続けているのか。

 

それは、
月や星の動きに対して
ポジティブな形で
共鳴・反応しやすくなるから、です。

 

基本的に
心軽やかな状態でいれば、
どんな星の配置がやってこようとも
右往左往する必要はありません。

 

ただ、
「心軽やかに」とお伝えしている
一番の目的は、
星の動きにポジティブな形で
共鳴・反応するためではありません。

 

単に
心軽やかでいると、
気持ちがいい。

リラックスもできるし、
気楽でいられる。

とても生きていきやすい。

 

これが
「心軽やかに」
とお伝えしている一番の目的です。

 

でも、
「心軽やか」でいると
結果的に
「月や星の動きに
ポジティブな形で共鳴・反応しやすい」。

こういう傾向もあるのです。

 

これは、
ここ数年、
繰り返し検証を重ねて、
私なりに導き出した答えです。

 

だから、
上で
「星にどう共鳴し、
どう反応するかは、
自分次第でどうにでもなる」
とお伝えしたのです。

 

でも、
「ネガティブになってはいけない」
というわけではありませんので、
安心してくださいね。

 

だって、
人間ですから。

ネガティブになったり、
機嫌が悪くなったりすることもあるでしょう。

 

そういうときは、
「ま、いっか」と
1ミリでも心を軽くすることを
意識するだけでOKです。

 

「あー
ネガティブになったら
星にネガティブな形で反応しちゃう」と思わずに、
「星への反応?
そんなことよりも
今、私はネガティブモードに
入っているんだから、それでいいの!」と
ネガティブになりつつも前向きに開き直る。笑

 

ネガティブモードに入っているときは、
そのネガティブさを
否定したり、拒絶すると
どんどん苦しくなりますが、
「ネガティブになってもいいよ」と
肯定してあげると、ちょっと心が軽くなりますから。

 

もし
「私はネガティブな人間でいつも心が重い。
心軽やかでいたいけど、いられない」という方は、
そういう自分にOKを出してあげてください。

それだけで
ほんの少し心が軽くなると思います!

 

 

5.最後に

 

月は、
日々刻々と変化します。

満月は毎月1回、
必ずやってくるし、
心の不安定さを暗示する星の配置も
度々できます。

 

でも、
私たちは、
その月や
星たちが作り出す流れに
翻弄されるしかない
無力な存在ではありません。

 

自分を取り巻く広大な宇宙も
視点を変えれば、
実は、あなた自身の中にあります。

月や星たちの流れは、
あなたの中に
生まれている流れでもあるのです。

 

「星の影響を受けやすい」
「星のせいでこういうことが起こった」等、

星に
自分の人生を
支配させるような立ち位置に
立つことから卒業してみませんか?

 

もっとフラットな立ち位置で
星との共鳴を感じてみませんか?

 

最後に
もう一度、お伝えしておきます。

 

自分の世界の主人公は、
他の誰でもない、自分自身です。

いくら
「宇宙」が
私たちよりも
大きな存在であるだったとしても、
私たち一人ひとりの世界においては、
主人公でもなければ、支配者でもないのです。

 

以上、月や星に
ネガティブな影響を受けやすいなと感じていらっしゃる方の
お役に立ちましたら幸いです。

 

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1 個のコメント

  • 私は下弦の月の辺りに刺激されやすいみたいです。自分がコントロール不能に陥ってしまう…落ち込みが多くて破壊行動に出そうになる自分を押し留めるけれど、そんな自分を嫌悪してしまう。
    心の中に悲しみがあるんでしょうね。恐怖とも言い換えられるのかな。見捨てられ不安。解決、解消したいです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    2010年より「星読み師」としてプロ活動を開始。 太陽みずがめ・月おうし。ASCふたご座。大阪出身。
    「自分嫌い」「超ネガティブで卑屈」「生きるのつらい」という状態から、星読みと心の観察を通して「自分OK」「ゆるゆる前向き」「生きるの楽しい」な状態へと変化させた自身の経験をベースに、星と心の在り方の情報を発信。 星読み師としての活動のテーマは、「生きづらさを抱えている人が心軽やかに生きていくためのヒントを届けること」。
    2018年より「人の心に希望の光を灯す星読みができる人を増やすこと」を目標に掲げ、西洋占星術プロ養成講座を六期まで開講。2021年からはオンライン中心の活動へシフトし、オンライン講座をリリース。
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    物事の判断基準は、体感的に「いい感じ」がするかどうか(月おうしなので笑)。 人生のモットーは「幸せやったらええねん」。 重度のねこ中毒。癒しはねこ吸引(特にほっぺたとお腹が好き)。