【満月の月読み】2018/1/31(水)しし座満月(皆既月蝕)

 

今日1/31(水)の夜22:27に
しし座11度にて満月を迎えます。

今回の満月は、
1月2度目の満月(ブルームーン)で
しかも、皆既月蝕!!

 

蝕になる満月は、
いつもの満月に比べると
放たれるエネルギーがとても大きくなり、
私たちの意識の奥深くを刺激します。

このエネルギーの大きさを
どう体感するかは、
人によって様々ですが、

月蝕前後で
心の奥底からグワッと感情が湧いてきたり、
意識がガラリと大きく変わったり、
現実的な流れが大きく変わったり・・・と
内側・外側で大きな節目を迎えることが多くなります。

なので、
今、これを読んでくださっている方の中にも
「確かに変化があった!」とか
「変わってる真っただ中です!」という方も
いらっしゃるのではないかなーと思います。

(あ、でも何もなくても大丈夫ですからね。
変わってない=鈍い、わけではありません)

 

さて、では、
今回の満月の「月読み雑感」をお届けしていきます。

私の思う
・月サイドのテーマ
・太陽サイドのテーマ
・おまけテーマ
を順にお話していきますね。

 

月サイドのテーマ
「堂々と胸を張って自分を表現する」

今日の満月は、しし座11度。
サビアンシンボルは数え度数になるので
しし座12度『宵の芝パーティー』で起こります。

これは
「自己表現力・自己演出力を磨くこと」がテーマのシンボル。
自分の内側にある思いやアイデアを
いかに相手の心に響くように伝えるか、を試行錯誤します。

 

しし座は、
前のサインのかに座の世界で育てた
豊かな感受性や情緒を
外の世界に向けてドバーンと表現することを
テーマのひとつとして持っていて、

しし座12度では、
しし座のストーリーがはじまってはじめて、
このテーマに試行錯誤しながら取り組み始めるのです。
(12度までのしし座は自分の内の創造の火を燃やすことが主眼です)

なので、
ここではまだまだ
スマートな自己表現力は身につけていません。

そのため、
自分が話をすることに集中しすぎて
「自分のことばかり話す人」と言われたり、
自分のアピールに必死になって
「自慢ばっかりする人」「見栄っ張り」なんて
評されることもあったりします。

 

でも!
今回の満月では、
このしし座12度の月の横に
ドラゴンヘッドが位置しているので

「私はこういう人間です!」
「私はこういうことができます!」
「私はこういうことを考えています!」

ということを
積極的にアピールしていくといいと思うんです。
堂々と胸を張って!

そのあなたのアピールから
新たなご縁や仕事が生まれたり、
これからの自分のプラスになる流れが
生まれることもあるでしょう。

 

ただ、やはり批判されて叩かれたり、
ひんしゅくを買うこともあるかもしれません。

そんなときは、
当然のことながら、心は乱れると思います。
(人間だもの。)

 

それでも、
できるだけ冷静に『相手の発言の中身』に注目して、
以下の2つの視点で分析をしてみてください。

①単なる妬みやひがみかどうか
②冷静で的確な指摘があるかどうか

 

もし①であれば、
その批判は相手の心の問題です。
あなたが心を乱す必要はありません。
相手と自分の間にキッパリと線を引きましょう。

もし②であれば、
受け入れるには心に痛みを感じたり、
恥ずかしさや情けなさを感じることもあるでしょう。
けれど、この指摘は、必ず自分の成長につながります!
ぜひ今後に活かしましょう!

 

太陽サイドのテーマ
「自分の目で観て、自分の頭で考える」

満月の片割れ、
太陽サイドはみずがめ座11度、
サビアンシンボルは
みずがめ座12度『上へと順に並ぶ階段の上の人々』です。

これは、みずがめ座らしい、
常識に囚われないモノの見方・捉え方を確立させることが
主眼となっているシンボルです。

 

しし座とみずがめ座の12度の共通項は、
社会の中での各サインらしい「在り方」を
実験している、ということ。

しし座は、自分を表現し、
自分の存在と輝きを社会に広げ、
みずがめ座は、
常識や自分の感情的な主観を手放し、
社会の中で普遍的で本質的な視点を身につけることを
実験しているのです。

 

この太陽の意識を活用するのであれば、
あなた自身の目と感覚で
物事や出来事、人を
“観る”ことを意識してみるといいでしょう。

たとえば、
肩書やキャリア、知名度などのバックグラウンドや
世間一般で言われているその人の評価ではなく、
あなた自身の目と感覚で
「人間としてのその人」を“観る”というように。

 

本当は、私たちは誰しもが
「本質」を見抜く力を持っています。

でも、私たちは、この社会の中で生きていくことで
自分の感じ方や判断に自信が持てなくなって、
「多数派の意見が正しい」
あるいは(それに異を唱える人であれば)
「多数派の意見は間違っている」という
極端な思考を身につけてしまっています。

だけど、たぶん、
「多数派もアンチ派もどちらも正しい」というところも
あると思うんですよね。
(こういうことを言うと「どっちつかず」とか
「逃げの発言」と言われてしまいかねないのですが・・・苦笑)

 

今日の太陽を見ていると、
もう一度、しっかりと自分の目で“観て”、
自分の頭で考えて、
「自分はどう思うのか」
「自分はどう感じるのか」を深く掘り下げてみること
促されているような気がします。

 

自分と向き合い
深く掘り下げることに慣れていない方は、
最初は
「自分はどう思うのか」
「自分はどう感じるのか」を見つけていくのは
なかなか難しいと思います。

私はわりと自分掘削作業(笑)が好きなので、
小まめにやっている方ですが、
それでも短期間で「こうだ!」と
簡単に答えが見つからないこともありますし、
毎日少しずつ進むことでしか見えないことも
よくあります。

なので、あまり焦らず、
少しずつ試してみてくださいね。
最初はよくわからなくても、
続けていくうちに見えてくるものがあるはずです。

 

次回の月蝕は、7/28です。
その頃までじっくりゆっくり時間をかけて
上に書いたようなことに取り組んでみるといいでしょう。
(7/28の月蝕は、みずがめ座4度で起こります)

 

おまけのテーマ
「人間くさい“生”を堪能する」

「人間くさくあれ!」ということも
この満月は教えてくれているように思うのです。

 

ポジティブな感情だけではなく、
ネガティブな感情もどんどん感じて、
迷って、悩んで、走って、転んで。

清く正しく美しい人間として生きるよりも
生々しい人間としての“生”を思う存分、堪能しよう!
・・・という感じ。

 

もし最近、
「清く正しく美しく」への意識が強くなっていたとしたら、
もう少し生々しく泥くさい人間として生きることを
自分に許してあげてもいいのかもしれませんね。

 

***

それでは、今日の満月の月読み雑感は以上です。

ほんの少しでもお役に立つところがありましたら
とてもうれしく思います(*^-^*)

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1 個のコメント

  • 最近、月読みも星読みも、とってもタイムリー。
    まっきーさん、エスパーですか?(笑)
    (私が、月や星のリズムと完全にシンクロしてるだけですね…(^^;)

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    ABOUTこの記事をかいた人

    2010年より「星読み師」としてプロ活動を開始。 太陽みずがめ・月おうし。ASCふたご座。大阪出身。
    「自分嫌い」「超ネガティブで卑屈」「生きるのつらい」という状態から、星読みと心の観察を通して「自分OK」「ゆるゆる前向き」「生きるの楽しい」な状態へと変化させた自身の経験をベースに、星と心の在り方の情報を発信。 星読み師としての活動のテーマは、「生きづらさを抱えている人が心軽やかに生きていくためのヒントを届けること」。
    2018年より「人の心に希望の光を灯す星読みができる人を増やすこと」を目標に掲げ、西洋占星術プロ養成講座を六期まで開講。2021年からはオンライン中心の活動へシフトし、オンライン講座をリリース。
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    物事の判断基準は、体感的に「いい感じ」がするかどうか(月おうしなので笑)。 人生のモットーは「幸せやったらええねん」。 重度のねこ中毒。癒しはねこ吸引(特にほっぺたとお腹が好き)。