心が揺れたときに意識してほしいこと。

 

今日は、心の揺れについての話。

 

ホントはセッションを受けてくださった
クライアントさんのアフターフォローのために
お伝えしようと思っていたことなのですが、

ブログの読者さんでも
必要な方がいらっしゃるかなーと思ったので、
オープンな記事にしてみました。

「心が揺れてしんどいよー!」
「感情に飲み込まれて辛いよー!」というときに
少しでもお役に立てばうれしいです。

 

 

1.心が揺れるのは、当たり前。

 

心は揺れます。
ポジティブにもネガティブにも。

これは人として当たり前。
揺れない心はない。

 

幸せに生きていれば、
ネガティブな感情を味わうことはない、なんてことは、ない!

だって、人間ですから。
神様でも仏様でもないですから。

た だ の 人 間 で す か ら!

 

だから、
心が揺れ動くのは、
当たり前だ、自然なことだ、と自分に教えてあげてください。

心が揺れ動いても
動揺しなくても大丈夫だよ、と自分に教えてあげてください。

 

 

2.どうして心が揺れると、動揺するのか

 

心が揺れたときに、動揺するのは
「心は揺れないもの」と(無自覚に)思っているから。

あるいは、
「心が揺れるのは良くないこと」と(無自覚に)思っているから。

(これも固定概念!)

 

だから、
心が揺れたときに、
いちいち
「ああ!心が揺れた!辛い!どうにかしなくちゃ!」とか
「心が揺れるなんてダメ!揺れないようにしなくちゃ!」という
思考パターンが働いて、

心が揺れてるだけでもしんどいのに、
その揺れを無理やり止めようとして、
さらに自分の首を絞めるのです。

 

でも、上に書いたように
人の心が揺れるのは、当たり前で自然なこと。

お天気が毎日変わるのと同じです。

 

だから、
揺れない心なんて、ない。あり得ない。
そーゆーものだと思って、前向きにあきらめてください。

 

このことがちゃんと“腹”でわかるようになると
心が揺れて苦しかったり、辛かったりしても、
「仕方ないな」と思えるので、
自分の意識の一部は冷静さを保てるようになります。

 

 

3.ありとあらゆる感情を感じることも、私たちの使命のひとつ。

 

これ↑は、
あくまで私の個人的な考え方ですが。
私はこう思っています。

 

ちょっと話は横にそれますが、
占星術の12サインって、人の意識の成長過程を描いていて、
ここには人が地球上で経験する
ありとあらゆることが記録されている、と考えられているんですよ。

で、
この12サインを細分化したサビアンシンボルを見ていると、
もう、ホント、いろんな経験があるんです。

人間の意識的に見れば、
ハッピーなものも、アンハッピーなものも。
極限体験みたいな危機的状況に陥ることも。

 

つまり、
12サインにそういうものが記録されているということは、
地球で生きている私たちは、
サビアンが示すような多彩な経験をする可能性を持っている、ということなんです。

というか、
それらを経験するために地球にやってきた、みたいな。

 

だから、
ネガティブな感情も、ポジティブな感情も、
ネガティブな経験も、ポジティブな経験も、
ありとあらゆる経験と感情体験が、
自分の命を費やすに値するもの=使命、なのだろうと思うんです。

ドキドキもワクワクも、
うれしいもたのしいも、
苦しいも悲しいも、
怒りも絶望も。

これらの感情を味わっているとき、
私たちは自分の使命と向き合っている。

なので、
「むしろ大いに心の揺れを楽しんでしまおう!」と
私は思っていたりします。

(こう考えると、
苦しいー!けど、なんか楽しいー!と思えます。
ちょっと発想が変態的?笑。でも、楽しいよ~)

 

4.ネガティブな感情が湧いたときの対策

 

とはいえ、
心が揺れているとき、
特にネガティブな方向に揺れているときは、辛いものです。
変態な私も楽しめないときがあります。(笑)

 

人の心理として、
ネガティブな感情が出てくると
「不快」と感じます。

そして、その「不快さ」から
何とか脱しよう、回避しようという意識が働くんですよね。

 

でも、一度スイッチが入ったネガティブな感情は、
心の中で波のようにうねって、
脱しよう、逃れようとすればするほど飲み込まれます。

で、余計に混乱したり、動揺して、
「辛い!苦しい!」
「どうしよう!」
「助けて!」ってなっちゃう。

怒りの場合は、
堪え切れずにそのまま外に爆発!!なんてことも。
(怒りを外に出すことで不快さを発散させるわけです。
そのあとで自己嫌悪に陥るにもかかわらず)

 

こういうときに大切なのは、

『感情を感じている自分』と
『その自分を眺める自分』に

自分を分けること。

 

いわゆる
「メタ視点」とか「メタ思考」と
呼ばれるものです。
(これを解説すると長くなるので、
詳しく知りたい方はググってください)

 

どうしても私たちって
心が揺れて感情の波に飲み込まれているとき、
自分のすべてが感情に覆い尽くされてしまって
ネガティブな感情=自分、と認識しちゃうんですよね。

でも、本当はそうじゃないんです。

ネガティブな感情を感じているのは、
自分の意識のほんの一部。

単なる「心の反応」なんです。

 

だから、
心が揺れたときは、
ネガティブな感情を感じている自分を
「あー、私の心が怒ってる」
「あー、私の心が悲しんでる」
「あー、私の心が辛いって言ってる」と
ちょっと他人事のように眺めてみてください。

こういう視点を持つだけで
感情の波から少しだけ抜け出すことができて
ラクになれます。

 

ちなみに、他人事な「メタ視点」を育てるためには、
「マインドフルネス瞑想」も役に立つので
よかったら本屋さんなどでピン!と来る本を探してみてください。

 

 

5.強烈すぎるネガティブな感情のときは。

 

日常生活で感じるような
ネガティブな感情に関しては、
上に書いたような対策である程度、どうにかなるはずです。

 

でも、生きていれば
客観視なんてする余裕がないくらい
強烈で痛みの激しい感情を経験することもあります。

そんなときは、
抗わずに、どっぷり飲み込まれましょう!

もうこれ以外、
どうしようもありません。

 

だって、
その感情が湧いて来たってことは、
私の意識と魂が、その感情を経験することを選んだんだから。
(人間的な意識としてはノーサンキューでも)

嫌がったって、逃げようとしたって、
もうこればっかりはどうしようもないワケですよ。

だから、
心に意識を集中させて、
ただひたすら感情を感じる。

「これが今の私の使命!」のように
ドラマチックに思ってみるのもいい。

 

一度、心に湧いた感情は、
理性で打ち消そうとしても消えませんから。

消すために必要なことは、
ただ、受け入れて感じること。これだけ。

 

感情をできるだけ穏やかに解放する方法は、
星読み雑感でも何度かお伝えした
「風船ワーク」がオススメです。

イメージの中で
自分が感じている感情を風船に閉じ込めて大空へと放つ!

このときに
感情を呼吸とともに吐き出して
風船の中に閉じ込めてみるのもオススメです。

感情が濃いときは、
1回や2回ではスッキリしないこともありますので、
しつこくしつこく繰り返しやってみてください。

 

感情は、目に見えないエネルギーなので、
こういうイメージワークと相性はGOOD。

何も特別な力がなくても、
イメージをすれば誰でもできますからねー!

 

***

 

以上、心が揺れたときの意識と対策をお伝えしました。

心の揺れを「なくす」のではなく、
「うまく付き合う」ことを意識して、
日々を楽しく過ごしていただければ、と思います!

 

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ABOUTこの記事をかいた人

2010年より「星読み師」としてプロ活動を開始。 太陽みずがめ・月おうし。ASCふたご座。大阪出身。
「自分嫌い」「超ネガティブで卑屈」「生きるのつらい」という状態から、星読みと心の観察を通して「自分OK」「ゆるゆる前向き」「生きるの楽しい」な状態へと変化させた自身の経験をベースに、星と心の在り方の情報を発信。 星読み師としての活動のテーマは、「生きづらさを抱えている人が心軽やかに生きていくためのヒントを届けること」。
2018年より「人の心に希望の光を灯す星読みができる人を増やすこと」を目標に掲げ、西洋占星術プロ養成講座を六期まで開講。2021年からはオンライン中心の活動へシフトし、オンライン講座をリリース。
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物事の判断基準は、体感的に「いい感じ」がするかどうか(月おうしなので笑)。 人生のモットーは「幸せやったらええねん」。 重度のねこ中毒。癒しはねこ吸引(特にほっぺたとお腹が好き)。