星(出生図/ホロスコープ)を読めるようになるために必要なこと。と、星が読めない原因とその克服法について。

 

このところ
ホロスコープ作成サイトなどのまとめ記事への
アクセスが増えているので、
今日は
「自分で星(出生図/ホロスコープ)を読めるようになるために必要なこと」について
私の考えをお話しようと思います。

 

「え?そんなの、
占星術の勉強すれば読めるようになるんじゃないの?」
と思われたあなた。

いえいえ。
違うんですよ。

実は、いくら星を勉強しても
「星が読めない」という事態に陥ることは
ヒジョーーーに多いのです。

 

また、私が15年間、星を勉強してきて、
(うち、5年は独学)
なおかつ、
今まで星をお教えしてきた経験を元に見い出した
「星が読めない原因とその克服法」
あわせてお伝えしますので、良かったらご参考いただければと思います!

※この記事では出生図を読み解くために必要なことについて、
お話をしていきます。

 

 

 

1.星を読めるようになるために必要なこと。

 

星を読めるようになるために必要なことは、

(1) 12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトの意味を理解する
(2) 上記を使ってホロスコープを読み解き、人物像を描き出す
(3) 場数を踏む(ホロスコープをたくさん読む)

以上、3つです。

 

では、上記の3つについて
一つずつ解説していきたいと思います。

 

(1)12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトの意味を理解する

 

やはり
「12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトの意味を理解する」ことは、
とても大切です。

 

西洋占星術の勉強は、
外国語の勉強に似ているところがあるのですが、
12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトは、
たとえるなら
基本的な単語や文法のようなものです。

なので、
これらを理解していなければ、
ホロスコープを読むことはできませんので、
しっかりと押さえておきましょう。

 

ただし、丸暗記する必要はありません!

私の講座の受講生の方も
「意味を覚えていなくて…」と
おっしゃられることがあるのですが、

学校や資格の試験ではないので、
特に初心者の方は、
本を紐解きながら
ホロスコープを解釈できればOKです。

(私もいまだに本を見て確認することがありますし、
繰り返していれば嫌でも覚えます笑)

 

 

(2)12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトを使ってホロスコープを読み解き、人物像を描き出す

 

(1)の12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトの意味は理解した。
そして、ホロスコープの一つひとつのパーツは解読した。

でも、人物像が描き出せない…!!!

そういう方がとてもとてもとても多いです。
(以前、マンツーマンレッスンをしていた時代にも
ご相談を受けることが多かったので、あえて強調してみました笑)

 

で、
ここで挫折してしまう。

「ホロスコープが全然読めない!」
「やっぱり星って、難しい!」

そう思ってあきらめてしまう。

 

うん。
まぁ、正直に言って、
「ホロスコープを読む」ということは、
そうそう簡単なことではありません。

ものすごく手間暇がかかります。

私が初心者の頃なんて、
一人のホロスコープを読むのに
8~9時間くらいかかっていました。

そういう意味において
まったくもって「簡単」ではないんです。

 

でも、
そもそも
「人間」は、
理解することが「簡単」な存在でしょうか?

自分のこと、あの人のこと、考えてみてください。

「私は○○な人」
「あの人は▲▲な人」なんて
シンプルな言葉でまとめることはできますか?

 

「私は○○な人」だけれど、
それだけの人じゃない、ですよね。

あの人だって「▲▲な人」だとしても、
そうじゃない面だってたくさんある。

そういう人間の複雑で多面的なところを
視覚的に描き出してくれているのが
「ホロスコープ」なんです。

 

だから、
星が「簡単」ではないのは、
当たり前なのです。

だけど、
決して人が理解できないほど
「難しい」わけではありません。

 

じゃあ、どうやって
人物像を描き出していけばいいのか。

そのためのコツについては、
この記事の後半でお伝えしますね。

 

(3)場数を踏む(ホロスコープをたくさん読む)

 

(1)の12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトの意味は理解した。
そして、ホロスコープの一つひとつのパーツは解読した。
さらに、人物像も描き出した。

ここまでできるようになったら、
あとは、
「場数を踏む」ことが、
星を読めるようになるための必要なステップです。

 

先ほども
「西洋占星術の勉強は、
外国語の勉強に似ているところがある」とお話しましたが、

外国語をいくら勉強しても実践しなければ、
一向に読んだり話したりできないように、
星もいくら勉強しても実践しなければ、
読めるようにはなりません。

 

では、
星でいうのところの“実践”とは何か、というと、
「人のホロスコープを読む」ということです。

 

星の勉強をするとき、
まずは自分のホロスコープを題材にされる方が
ほとんどだと思うのですが、

実は、
自分のホロスコープの解読が一番難しい!!!
と私は思っています。

 

自分事なので、
なかなか客観的に見れないんですよね。

で、自分のことって、
分かっているようで
分かっていないところもたくさんあるので、
自分のホロスコープだけを読んでいては、
学びはなかなか深まりにくいところがあるのです。

(私自身、いまだに自分のホロスコープを見て
「ああああ!そうなの!?」っていう発見があるくらいですから。
ホロスコープ、奥が深すぎ…でも、だからこそおもしろいー!)

 

なので、
人の星を読んで実践を繰り返す!

これが
星を読めるようになるために必要なことの3つ目です。

 

…と、
ここまで
3つの「星を読めるようになるために必要なこと」を
お伝えしてきました。

 

が、
これらをやっているけど、
それでも「星が読めない」という方がいらっしゃるんですよね。

もしかすると
これを読んでくださっているあなたも
そうかもしれません。

 

実は、どこの占星術の本にも書いていない
星を読むために必要なこと、4つ目、があるんです。

それは、
「ホロスコープから読み解いたことを
言葉にすること」
すなわち
【語彙力】と【言語化力】なんです。

この力がなくて
「星が読めない」と思われている方が
とてもとてもとてもとてもとてもとてもとても!!!多いです。笑

 

基礎的な知識も充分にある。
人物像もイメージできている。
場数だってそれなりに踏んでいる。

それでも
「星を読めない」と思ってしまう原因は、

ホロスコープから読み解いたことを
うまく言葉にすることができなくて、
自分の中にモヤモヤした感覚があるから、

なんですよね。

 

つまり、
私がこれまでの経験で見い出してきた
「星が読めない」と思ってしまう
主な原因は、以下の2つ。

(1)ホロスコープの一つひとつのパーツは解読したけど、
人物像が描き出せない!
(2)ホロスコープから読み解いたことを
言葉にすることができない!

 

ということで、
次の項目でこの2つの原因を克服するための
具体的な方法をお伝えしていきたいと思います。

 

2.「星が読めない!」その原因とその克服法

 

(1)ホロスコープの一つひとつのパーツは解読したけど、人物像が描き出せない!

 

この克服法はとても簡単です。

 

①ホロスコープを読んでいて
繰り返し出てくる要素をピックアップする。

→その人の際立った特徴・個性として認識する

 

②ホロスコープを読んでいて出てきた
相反する要素をピックアップする。

→相反する要素、
たとえば、几帳面なところと怠惰なところ、や
人見知りなところとフレンドリーなところ、など
「まったくチグハグの相反する要素」のどちらかが
【間違っている】と認識しないこと!

この矛盾した、チグハグさ具合がその人の個性であり、
同時に、その人が抱える葛藤ポイントとなっていることが多々あります。

 

どうしても私たちは、
一個人のキャラクターを理解するときに、
“一貫性”を求めようとするところがあります。

几帳面であれば、全面的に几帳面。
フレンドリーであれば、いつだってフレンドリー。

でも、
仕事では几帳面だけど、
プライベートではだらしがない、とか、
フレンドリーでいられるときもあれば、
急に人見知りになってしまうこともある、とか、
自分の行動に一貫性がないのが、私たち人間という存在なのです。

 

だから、
繰り返し出てくる要素は、
その人の特徴的な個性として認識する。
相反する矛盾した要素は、
矛盾のまま等しく受け止める。

そうすることで
ホロスコープの持ち主の真の姿に添った
人物像を組み立てられるようになりますので、
よかったら意識をしてみてください。

 

あ。
そうそう。
ホロスコープを読み解くときには、
手書きでもPCやスマホでもいいので、
読み解いた内容をメモするのがオススメです。

そうやって
メモを作成して視覚化することによって、
ホロスコープの持ち主の特徴や個性を
客観的に把握できるようになりますから。

 

(2)ホロスコープから読み解いたことを言葉にすることができない!

 

では次に、
ホロスコープから読み解いたものを
言葉にできるようになるにはどうするか。

そのための克服法についてお話をしていきましょう。

 

ポイントは2つ。
①12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトを表現するための語彙力を増やす
②星読みにかかわらず、常日頃から「言語化力」を鍛える

です。

 

残念ながら、
これらは一朝一夕ではかないません。
地道に、日々コツコツと積み重ねていくしかありません。

 

つまり、
12サイン・10天体・12ハウス・アスペクトの意味を覚えても、
解釈の仕方をいくら学んでも、

①語彙力
②言語化力

がなければ、
一向に「星を読める」ようにはならないのです。
(というか、自分の実感として「星が読めた」とは思えないんですよね)

 

なので、
もしあなたが「星が読めない」と思われているのであれば、
占星術にまつわる知識の問題ではなく、
単に、語彙力や言語化力が不足しているから、かもしれません。

 

ただ、
これは時間はかかりますが、
克服していくことは可能です。

日頃から
語彙力を増やすことと、
言語化力を磨くことを意識していけば、
ちゃんと「星を読める」ようになりますので、
ぜひ地道に取り組んでみてくださいね。

 

 

ちなみに。
私が開催している「西洋占星術プロ養成講座」では、
①の語彙力を増やすための素材をテキストでお渡ししています。

プロ活動の約10年間で
私がクライアントさんにお伝えして
「当たっている」と言われたキーワードだけをピックアップしているので、
確実に使える内容になっています。
(実用重視の水星やぎ座です笑)

 

言語化力に関しては、
筋力と同じなので、
ご自身で継続して力をつけていただくしかないのですが、

かつてまったく言語化力がなかった私が
(信じてもらえないけど、ホントなんですよ)
どうやって今のような言語化力を磨いていったのか、
日頃、どういうことをしていけば、
言語化力を磨くことができるのか、
ということを講座内でお伝えしていきます。

また、講座内でも
できる限り言語化する時間を取っていますので、
あなたの言語化力を磨く一助となるはずです。

 

…と最後にちょっと宣伝を挟みましたが。

語彙力を増やすことや
言語化力を磨くことは、独力でも可能です!

でも、講座に来ていただければ、
時間をショートカットできるというメリットはありますので、
「手っ取り早く語彙力と言語化力を身に付けたい!」という方は、
ぜひお越しいただければと思います(*^-^*)

(なんたって私の15年の占星術の学びの結晶が
たった”3か月”で学べるのですから!)

 

ということで
以上、私が思う
・自分で星(出生図/ホロスコープ)を読めるようになるために必要なこと
・星が読めない原因とその克服法
についてお話をさせていただきました。

ここでお伝えした内容が
少しでもあなたの星読み力アップのお役に立ちましたら幸いです!!!

 

星を読み解くことは、
本当にとても楽しく、とてもワクワクすることなので、

プロが実践している読み方のコツを知ることで
「難しい」と思って星をあきらめかけていた方が
「また読んでみようかな」なんて思っていただけたら
とっっっても!うれしいです。

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1 個のコメント

  • こんにちは。
    私はまだサインやハウスすらきちんと覚えていない超初心者ですが、すごく参考になりました!
    関東でも養成講座開いて頂けたら嬉しいです。
    今は失職中なのでお金使えないのですが就職したらぜひ受けてみたいです。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    2010年より「星読み師」としてプロ活動を開始。 太陽みずがめ・月おうし。ASCふたご座。大阪出身。
    「自分嫌い」「超ネガティブで卑屈」「生きるのつらい」という状態から、星読みと心の観察を通して「自分OK」「ゆるゆる前向き」「生きるの楽しい」な状態へと変化させた自身の経験をベースに、星と心の在り方の情報を発信。 星読み師としての活動のテーマは、「生きづらさを抱えている人が心軽やかに生きていくためのヒントを届けること」。
    2018年より「人の心に希望の光を灯す星読みができる人を増やすこと」を目標に掲げ、西洋占星術プロ養成講座を六期まで開講。2021年からはオンライン中心の活動へシフトし、オンライン講座をリリース。
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    物事の判断基準は、体感的に「いい感じ」がするかどうか(月おうしなので笑)。 人生のモットーは「幸せやったらええねん」。 重度のねこ中毒。癒しはねこ吸引(特にほっぺたとお腹が好き)。