悲しいと、うれしいと。

 

「最近、ねこちゃんはどうしていますか?」

と聞いていただくことが多く、
その後の近況報告を書こうと思いつつ
あれよあれよという間に時間が過ぎ去っていました。

というのも、書いてしまうと
またきっとこのブログを読んでくださっている方や
クライアントさんがご心配してくださるんだろうなーということがあったからです。

 

でも、まず先に言っておくと、私は元気です。
無理をしているわけでも、強がりでもなくて、
フツーに、いつも通りの穏やかなコンディションで過ごしています。

なので、心配ご無用です(^^)

 

では、ご報告ひとつめ。
タイトルにもある「悲しい」から。

実は、先日、我が家にお迎えした姉妹のうちの1匹、
黒猫のりりーがまだ10か月という若さで天国へ旅立ちました。

「猫伝染性腹膜炎」という病気でした。
いまだ確実な治療法が見つかっていない、命を落とす確率がとても高い病です。
(教科書的には致死率100%という残酷な病…)

 

でも、こんな「悲しい」の中にも「うれしい」がありました。

食欲がなくなり自分でご飯を食べれなくなったので、
シリンジで流動食を食べさせてあげたり、
水を飲ませてあげたり、ときに苦い薬を飲ませたり…と、
ねこにとっては不快に感じることを日々、続けていたのに、
あんなにシャーシャー言っていた子が
なでてあげたり、名前を呼ぶと「ニャー」と鳴いてくれるまでになったんです。

看病を通してりりーとの距離が縮まった。
病気になったことは悲しいけれど、
人は怖くないということを知ってもらえたのは本当にうれしいこと。

 

ねこに限らず病気に対してどのような治療を行うのがベストなのか、は、
本当に難しい問題で、何が正解かなんてわからないもの。

でも、いろいろと調べて吟味した結果、
私が信じる方法で、できるだけ無理のないように、
穏やかな看病をしてあげられたのではないかと思っています。

 

そんなこんなで
今年の前半は、先代猫のうり先生、そしてりりーに
命や死についてみっちり学ばせてもらいました。
2匹がかりの短期集中レッスンです。(ハードやわ!笑)

 

でね。
今の私が思うのは、
「地球で生きている命ってそういうもんだ」ということ。

そういうもん、っていうのは、
肉体はいつか「死」を迎えるということ。

嫌がっても、怖がっても、人間がどう思ってもあがいても、
「死」は生物の機能のひとつとして備わっているモノ。

動かしようのない現実に抗おうとするから、
逃げ回って認めようとしないから、苦しみが生まれる。

だけど、「そういうものだ」とありのままを
素直に丸飲みしてみたら、心が乱れることは少なくなるのです。

 

ここにいない。会えない。触れることができない。
確かに物理的接触がないことへの悲しさや寂しさはあるけれど、
これも私の物理的次元に縛られた脳や心が感じていることで、
それが決して“真実”なわけではない、というのも
今回のことを通してしっかりと理解することができました。

うん。そう。
“理解”なんです。

うり先生のときは、実際に感じていた部分もあるけれど、
どこかで「思い込もう」と変に力が入っていた部分もありました。

でも、今は、
「目には見えないけど、魂はある」ということが
ストンと腹に落ちたんですよね。
日本には富士山があります、というのと同じレベルで。

これは本当にりりーに感謝です。

 

あっ。そうだ。
今年の2月頃には
「ヘミシンクを使って死後の世界を探求するー!」とか言っていましたが、
もう、ちょっと、ヘミシンクに、飽きてきました…。(笑)

というか、実はもう4月くらいからほとんど聞いてないし。。。

毎日毎日ブログを書き続けているから
あんまり信じてもらえないんですけど、
私、めーーーーーちゃくちゃ飽きっぽいんですよ。

ヘミシンクを使って遊ぶのはおもしろかったけど、
同じことを繰り返してやるのが苦手な私は、
同じプログラムのCDを繰り返して聞くということができませんでした。てへ!

それに死後の世界を探求せずとも、
りりーのおかげで「この地球の物理的次元以外の世界がある」ということが
頭ではなく、ハートで?腹で?私の中心のようなところで“理解”できたので
もうこれで充分ような気がしています。

 

ファイル 2016-05-27 18 50 38
まだ2匹ともちょっとシャーシャー言ってた頃。なつかしー!

 

で!
ちょっと暗い話題の後は、明るい話題を。
新しく我が家にお迎えしたもう1匹のキジトラこむぎの話。
こちらがタイトルの「うれしい」。

ずっと一緒だったりりーがいなくなって、
寂しがるかな?夜泣きするかな?
落ち込まないかな?体調崩さないかな?と
ものすっごーーく心配していたのですが、

まったく平気

でございました。

 

ずっと一緒に暮らしていた子が亡くなると
残された子が亡くなった子を探したり、寂しがって夜泣きしたり、
食欲が落ちたり…なんて話を聞いたことがあるのですが、
ぜんっぜん!平気でねー。

よく遊び、よく食べ、よく出す。の
超健康優良児。
(毎日1時間~1時間半くらい遊び相手…人間がぐったり…)

日に日に私にべったりになってきて、
足にまとわりつきストーカーをするように…♡
抱っこもお腹モフモフも超ウェルカム。
何もされてもあまりイヤがらない子に育っています。
爪切り以外は…!!!(←練習中)

 

ということで、冒頭にも書きましたが
こむぎも私も元気にしています。

きっと別次元でりりーもうり先生も元気にしていることでしょう。

 

今回は私自身、いろいろ納得したというのもあって、
もちろん一時は悲しかったり、辛さを感じたりはしましたが、
すごく順調にフラットな状態に戻れました。

いやー。
大変だったけど、やっぱり経験を重ねるってホント大切。

正直、こんな短期間で2匹も続けて!?ちょっと私の人生プラン!!って
魂やらハイヤーセルフやら守護霊やら神様にクレームを言いたくなったけど(笑)
過ぎ去ってみれば、とんでもなく完璧に仕組まれてるやん!と恐れ入るしかなく。

一見、悲しい出来事や辛い出来事も
やっぱりその中には素晴らしい宝物のような気付きや
次につながる小さな種が隠されているんだなーと改めて思いました。

 

ホントに、人生で経験することにムダなし!

もし今、これを読んでくださったあなたが
とても辛い状況にいたとしても、
その経験は絶対未来に活きるからね~(*^-^*)

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8 件のコメント

  • ああ。とてもお辛いご経験をされたんですね。。。
    でも、そのご経験を通してたくさんの気づきを得られたことは
    素晴らしく前向きなことですね。
    きっとまりこさんのその様子を見てお父様も喜ばれていることでしょう。

    >今を精一杯楽しむ、感じる。

    本当に大切なことですよね。
    私もそう思います。

    きっとこれからも辛いことや悲しいこと、腹立たしいこともあるでしょうけれど、「今を精一杯楽しむ、感じる!」で行きましょうね(*^-^*)

  • 現実を素直に丸飲み。
    そんな時期だったのかもしれませんねー(^^)

    現実を受け止める、というと、あきらめる、みたく思われることもあるのですが、
    ちゃんと受け止めるからこそ歩き出せるんですよね。
    ますこさんもどうぞ素敵な日々をお過ごしください☆

  • あまりご心配をかけたくなかったので、できるだけ前向きな形でご報告できるタイミングを待っていたんです(^^)
    でも、ほっとしていただけてよかったです!
    生きていれば、ホントいろいろあるもんですね。

  • そうそう、ちょうどあの頃です。
    ほんとにねー、2匹でじゃれ合っている姿が見れないことやもっと時間があればもっと仲良くなれただろうなぁ…と思うとホント残念なのですが、それがりりーの選んだ人生…猫生ですからね^^
    こむぎはりりーの分もプラスされた私からの熱烈な可愛がりを日々、受けています(笑)

  • いつもブログ、拝見しておりましたが初めてコメント残します。

    愛猫ちゃんの立て続けの別れの意味。
    それを読んで胸に込み上げるものがありました。

    私は去年九月に父を亡くしました。
    突然でしたし、私もまだ嫁入り前。。

    なぜ、、と思い苦しくて悲しかったですが、気づくことは山程ありました。

    今もなお、です。

    何が今の自分に大切で、守らなければならないか。

    気づかされてきました。

    死に対しても変な恐怖心は無くなりました。
    今を精一杯楽しむ、感じる。

    それさえしていれば、受け入れられることのような気がしています!

  • じ~んときたお話しでした。

    動かしようのない現実に抗おうとするから、
    逃げ回って認めようとしないから、苦しみが生まれる。

    だけど、「そういうものだ」とありのままを
    素直に丸飲みしてみたら、心が乱れることは少なくなるのです。

    私も、こんなことを感じていた期間でした。

    人が、出来事は違っても、
    素直に丸のみすることを
    身体で理解する時期だったのかなあと
    不思議な感じがしました。

  • まっきーさん、猫さんのお話をありがとうございます。
    びっくり、そして寂しいけど
    お話を最後まで聞かせていただいて、すこしほっとしています。

  • びっくり…です…
    私生活がバタバタしてて…と仰ってたのは、りりーちゃんのとの時間を大切にしていたからだったんですね。
    こむぎちゃんと一緒に大きくなっていく姿を見られないのは残念だけど…
    りりーちゃんにはうりちゃんがいるし、今回、まっきーさんにはこむぎちゃんがいてくれて良かった…と思います。
    そして、りりーちゃんとこむぎちゃんに、まっきーさんが教えたかったことが伝わって私も嬉しいです^ ^
    りりーちゃんの分まで、こむぎちゃんと濃い時間を過ごして下さいね♪

  • ABOUTこの記事をかいた人

    2010年より「星読み師」としてプロ活動を開始。 太陽みずがめ・月おうし。ASCふたご座。大阪出身。
    「自分嫌い」「超ネガティブで卑屈」「生きるのつらい」という状態から、星読みと心の観察を通して「自分OK」「ゆるゆる前向き」「生きるの楽しい」な状態へと変化させた自身の経験をベースに、星と心の在り方の情報を発信。 星読み師としての活動のテーマは、「生きづらさを抱えている人が心軽やかに生きていくためのヒントを届けること」。
    2018年より「人の心に希望の光を灯す星読みができる人を増やすこと」を目標に掲げ、西洋占星術プロ養成講座を六期まで開講。2021年からはオンライン中心の活動へシフトし、オンライン講座をリリース。
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    物事の判断基準は、体感的に「いい感じ」がするかどうか(月おうしなので笑)。 人生のモットーは「幸せやったらええねん」。 重度のねこ中毒。癒しはねこ吸引(特にほっぺたとお腹が好き)。